口を開けづらいのは顎関節症?考えられる開口障害を解説

      2025/05/20

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で開口障害ついて解説

こんにちは。新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院です。

私たちは、食事や会話、歯磨きといったさまざまな場面で口を開けたり閉じたりしています。
そのため、口の開閉に困難が生じた場合、生活のさまざまな場面に直接的な影響が及びます。
では、このように口の開閉がしづらいと感じた場合、どのような理由が思い浮かぶでしょうか。

さまざまな要因がありますが、まず考えられるのは、顎関節症ではないかと思います。
しかし実際には、開口障害はいろいろな原因によって引き起こされます。
本日は、考えられる開口障害の原因や治療法、日常生活での対処法を解説します。

 

開口障害とは

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で開口障害ついて解説

開口障害とは、何らかの理由によって口の開口範囲が制限される状態を指します。
一般的には人は縦に約3~6cm程度口を開くことが可能とされていますが、これが何らかの原因で3cm以下となってしまうと開口障害と診断されます。

また、3cm以上口を開くことができたとしても、その際に痛みなどが生じる状態も、開口障害に含まれます。
開口障害の主な原因としては、顎関節症や顎関節脱臼などの顎関節の異常があります。

 

顎関節症とは

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で開口障害ついて解説

顎関節症は、あごの関節やそれを支える筋肉の異常によって起こるさまざまな症状の総称です。
口を開ける際の痛みや違和感、異音、あごの動かしづらさや口の開けづらさが主な症状です。
顎関節症の原因は多岐にわたり、ストレスや不正咬合、歯ぎしり、強いかみ締め、生活習慣、外傷などの要因が慢性的にあごに負担をかけることにより、関節周辺の筋肉が緊張し、痛みや炎症を引き起こします。

治療法としては、一般的には生活習慣の改善やストレス管理、理学療法、マウスピースの使用などいくつかの種類があります。
当院では上記に加えYNSA®️(山元式新頭針療法)やレーザー治療なども取り入れています。
重度の顎関節症には手術が必要となる場合もありますが、基本的には生活習慣の改善やマウスピースの使用によって改善が見込めます。

 

顎関節症以外の開口障害の原因

咀嚼筋の痛み
咬筋や側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋といった咀嚼筋の痛みも、開口障害を引き起こします。
これらは口の開閉に影響している口周りの筋肉であり、どれかの筋肉に痛みが生じると、口が開けづらくなります。

外傷
外傷によるあごの損傷も、開口障害の原因となることがあります。
交通事故や転倒、スポーツなどの際に下顎骨を強打すると、顎関節やその周囲組織に炎症が発生し、開口障害を引き起こします。

破傷風
破傷風も開口障害を引き起こす原因の一つです。
破傷風は、破傷風菌の毒素が神経に作用し、筋肉の動きを阻害します。
特に、咀嚼筋が影響を受けやすく、咬筋の収縮が続くことで口を開けることが困難になります。

口腔内疾患
口腔内の疾患も開口障害の原因となることがあります。
口腔内での腫れや炎症、腫瘍などが、口の動きに制限を加えることがあるためです。
また、あごの骨折や歯の欠損、歯ぐきの炎症も、口の開閉に影響を及ぼす可能性があります。

心理的要因
ストレスや心因的な要素が、筋肉の緊張を高め、あごの機能を阻害することがあります。
また、こういった心理的要素は歯ぎしりや食いしばりの原因となり、それによって顎関節症が引き起こされることもあります。

関節リウマチ
関節リウマチは、顎関節も含めた体内の関節に炎症を引き起こし、次第に変形や強直が現れるようになる疾患です。
朝に感じる身体のこわばりや、手をはじめとした関節の痛み、微熱や倦怠感といった症状のほか、開口制限が症状として現れることもあります。

 

口が開けづらいときの対処法

温める

口を開けづらい場合、温めることで血行が促され、凝り固まった筋肉がリラックスし、開口障害が改善する可能性があります。
具体的な方法としては、お湯で濡らして絞ったタオルを、耳の前から頬にかけて当てて10分程度温めます。
カイロや温熱パックを使用する場合は、直接肌に当てるのではなく、タオルで包んで使用することで均等な温度を保つことができます。

 

ストレッチ

あごのストレッチは、鏡を見ながら行いましょう。
痛みが出ない範囲でゆっくりと口を開け、数秒間保持した後、ゆっくりと閉じます。
この動作であごの筋肉の柔軟性向上が期待できます。
また、下顎を左右にゆっくり動かすあごの側方運動もあります。
この動きは顎関節のスムーズな動きを促進し、全体的な機能改善を助けます。

 

開口障害に対する治療法

YNSA®️(山元式新頭針療法)

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で開口障害ついて解説

YNSA山元式新頭鍼療法とは、顎関節症、開口障害、口腔乾燥症、唾液分泌促進、首の痛み、目まい、自律神経の乱れが、数本の鍼を頭のツボに刺すだけで一瞬にして消える驚異の治療法です。
山元式新頭針療法YNSAで患者さんの緊張をほぐし、咬み合わせを安定して治療に臨みます。

当院では、歯科治療の一環としてのみ山元式新頭針療法YNSAを行っております。
山元式新頭針療法YNSAのみでのご予約はお取りになれませんので、ご了承ください。
⇒YNSA®️(山元式新頭針療法)について

 

レーザー治療

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で開口障害ついて解説

レーザーを5分程度照射するだけで顎関節の痛みを軽減することができます。
例えは、半導体レーザーでは口腔内、額関節、首まわりの凝りなどの痛みを取り除くことが出来ます。
また、当院では、レーザー治療のほか、オゾン治療も取り入れることで、より精度の高い歯科治療をご提供します。
⇒YNSA®️(山元式新頭針療法)について

 

薬物治療

開口障害の炎症や痛みを和らげる薬物療法としては、消炎鎮痛薬が用いられます。
顎関節や咀嚼筋の痛みを軽減し、炎症を抑えることで開口を助けます。咀嚼筋の緊張が痛みの原因である場合には、筋弛緩剤を併用します。

 

マウスピース治療

マウスピース治療も開口障害の治療法の一つです。
マウスピースを歯に装着し、かみ合わせの不均衡を改善することで、咀嚼筋の緊張を緩和し、顎関節の位置を調整します。

 

運動療法

運動療法も開口障害の治療法の一つです。
歯科医師が手指を使って筋肉や靭帯の伸展を促し、顎関節の動きを改善します。

 

関節腔洗浄療法

関節腔洗浄療法も開口障害の治療に用いられる技術です。
顎関節の関節腔を生理食塩水で洗浄することで、炎症性物質や発痛物質を取り除き、開口時の引っかかりを和らげます。

 

開口障害の予防法

口腔ケア

毎日の歯磨きをはじめとしたオーラルケアにより、口腔内の感染や炎症を防ぐことは、開口障害を予防するうえで重要です。
また、定期的な歯科検診を受けることも、早期に問題を発見し、開口障害のリスクを低減することにつながります。

 

ストレス管理

ストレスも開口障害の原因に関連するため、日常生活におけるストレス管理も重要です。
リラクゼーションテクニックやストレス軽減法を学び、実践することで、筋肉の緊張を緩和することができます。

 

かみ合わせの調整

かみ合わせの不均衡も開口障害を引き起こす要因です。
整ったかみ合わせの状態を維持するためには、歯科医院への定期的な受診で虫歯や歯周病を予防したり、口呼吸や低位舌といった口周りの癖を改善することが大切です。
また、必要に応じて矯正治療が検討されます。

 

まとめ

口が開けづらいという症状は、日常生活における多くの活動に支障をきたし、生活の質に大きな影響を与える可能性があります。
開口障害の原因は多岐にわたり、顎関節症から咀嚼筋の問題、外傷、感染症、心因性要因などさまざまな要因が絡んでくるため、異変を感じた場合にはなるべく早く歯科医院を受診するようにしましょう。

 



医療法人社団橋本会 橋本歯科医院:https://shiny-smile.com/

〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-4-8
電話:03-3368-1809

交通アクセス

電車でお越しの方:
JR新宿駅 西口徒歩8分
JR大久保駅 徒歩2分
JR新大久保駅 徒歩5分
西武線西新宿駅、大江戸線新宿西口駅 各駅より 徒歩5分

お車でお越しの方:
駐車場が2台分ございます

PAGE TOP