エラ張り顔は要注意!?疑われる症状と解消法
2024/03/18
こんにちは。新宿区大久保の歯医者、橋本歯科医院です。
本日は、女性であればほとんどの人が意識しているであろう「フェイスライン」についてお話ししたいと思います。
一般的に、「小顔」「引き締め」などという言葉を聞くと、皆さん、エステやマッサージなどを思い浮かべる方がほとんどなのではないでしょうか?
もちろん、エステやマッサージも小顔効果はあるかと思いますが、実は、フェイスラインは「歯」と密着な関係があるんです。
フェイスラインは、お顔の筋肉の使われ方で大きく形が変わります。
また、お顔の筋肉(特にお口回り)は、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりの習慣などによっても変わってきます。
つまり、噛み合わせと噛む力を適切にコントロールしてあげることで、本来のキレイなフェイスラインに戻ることもできるんです。
エラが張っていたら注意!?こんな症状出てませんか?
私たちは日々、さまざまな患者さまのお口の中の状況を確認させていただいておりますが、実は、比較的エラの張っている患者さまに多いお口の中の特徴というものがございます。
歯のすり減りやヒビ割れが多い
エラ張りの原因としてとても多いのが、「咬筋」が発達しすぎているというケースです。
咬筋とは耳の内側から顎にかけてある比較的大きな筋肉で、食べ物を食べるときなどに使われる咀嚼筋の一つ。ちょうどエラのあたりを手で触りながら歯をかみしめてみると、咬筋が硬くなるのが分かるかと思います。
咬筋が発達しているということは、噛む力が強いということ。当然、歯にも大きな力が持続的に加わっていることになります。
特に、食いしばりや歯ぎしりのクセがある方は、場合によっては100キロ以上の力が継続的に加わっていることもありますので、歯がすり減っていたり、ヒビが入っていたりするケースが多くあります。
そのまま放置していると、歯がその力に耐えきれずに割れてしまったり、欠けて知覚過敏の症状を引き起こしてしまうケースもあります。
歯周病になりやすい(歯茎が腫れ気味)
フェイスラインがぽっちゃり見えてしまう原因として、「顔のむくみ」も挙げられます。
耳の下あたりには大きなリンパ節があり、このリンパの流れがお顔まわりの老廃物や水分を流すのに大切な働きをしているのですが、このリンパの流れが悪くなると、新陳代謝も悪くなり、お顔周辺に「むくみ」として現れるようになってしまいます。
そして、お顔周りの新陳代謝が悪いということは、当然、歯茎にも影響があります。 歯茎の血行が悪くなり、免疫力が低下すると、歯周病になりやすくなってしまうのです。
歯周病は、初期症状のうちは自覚症状がほとんどありません。
「最近、いつも顔がむくみ気味。。」という方は、代謝が低下していて比較的歯周病になりやすい傾向がありますので、念入りにお手入れするようにしましょう。
また、マッサージなどでコリをほぐし、代謝を良くしてあげることも大切です。
口を大きく開けられないなど、顎関節症の症状がある
エラが張っているという症状の中でも特に「左右のエラのはり方が違う」という患者さまの場合、噛み合わせの悪さが疑われます。
噛み合わせが悪いと、歯に均等のバランスで力が加わらないため、それに付属する筋肉もアンバランスに発達してしまうのです。
また、噛み合わせが悪いと、下あごの位置もどんどんズレてきてしまうため、 顎関節への負担が大きくなり、やがて顎関節症となってしまいます。
顔のゆがみに加え、
・口を大きく開けられない
・口を開けるとカクっと音がする
・顎に痛みを感じる
といった症状があれば、顎関節症が疑われますので、早めに歯科医師に相談するようにしましょう。
当院でできる、エラの張り解消法
上記のように、エラの張りはお口の中の状況ととても関係性が深いもの。 当院では、こういった症状の改善のためにさまざまな治療法を取り入れています。
治療目的は各症状の改善ですが、副次的にフェイスラインを整える小顔効果もありますので、症状に心当たりのある方はますがお気軽にご相談下さい。
顎関節症治療
歯ぎしり、食いしばりなどの癖のある方は、顎関節症を発症していることが多々あります。
顎関節症とは、顎関節部や咀嚼筋等の疼痛、間接音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、間接包・靭帯障害、間接円板障害、変形性関節症などが含まれます。
当院では、口腔内の咬合の調整と、頚椎、首回りの筋肉、全身の姿勢の状態などを考慮して、独自の咬合検査、咬合調整、コールドレーザーによる痛みのコントロール、そしてYNSAによる筋肉の弛緩等を駆使し、症状軽減と再発防止をサポートしています。
⇒当院の顎関節症治療について詳しくはこちら
スプリント療法(ナイトガード)
就寝時、マウスピースを装着していただくことで歯ぎしりによるダメージから歯を保護する方法です。
マウスピースを装着している状態で歯ぎしりをしても、直接歯や歯ぐきに負荷がかからなくなるので歯が削れるのを防げますし、顎の関節にかかる力も軽くなるので顎関節症を予防できます。
歯ぎしり対策用のマウスピースには市販されてるものもありますが、使い方によっては、噛み合わせや歯並びを悪化させてしまう危険性もありますので、歯科医院にてご自身の歯にぴったり合ったものを作成してもらう方が良いでしょう。
保険適用の範囲内で作成できるタイプのものもありますので、3割負担の方でしたら5,000円程度で作成することができます。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください
認知行動療法
日常的に目にする手帳やパソコン画面の空きスペースに「食いしばらない!」「リラックス!」などと書かれた付箋を貼っておくことで、ご自身が食いしばりをしているという事に気づかせる、という方法です。
食いしばりの癖を治すには、まずご自身が食いしばりをしているという事に気が付くという事が一番のポイントになりますので、うまくいけば半永久的に効果がある治療法と言えるでしょう。
しかしながら、効果の即効性がないことや、本人の努力次第で治療の成果が左右されるので効果が出ない人も多いこと、夜間の歯ぎしりには対応できないというデメリットもあります。
まとめ
エラ張りの原因がお口の中にある場合、エステやマッサージなどで一時的にエラが小さくなったとしても、原因解決しなければ、そのうちまた元に戻ってしまいます。
時間とお金を無駄にしないためにも、しっかりと症状を見極めたうえで効率よく改善していきましょう!
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