歯科金属アレルギーの症状とは?口内炎との見分け方と対処法を解説

      2026/05/20

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で、歯科金属アレルギーの症状とは?口内炎との見分け方と対処法を解説

原因不明の口内炎が繰り返しできる、手のひらや足の裏に水ぶくれができる、全身に湿疹が出るといった症状に悩まされていませんか?
皮膚科で治療を受けてもなかなか改善しない場合、もしかすると口の中の金属が原因かもしれません。
今回は、歯科金属アレルギーの症状、口内炎との見分け方、対処法について解説します。

 

歯科金属アレルギーとは

歯科金属アレルギーは、歯科治療で使用される金属材料が原因で起こるアレルギー反応です。
口の中で少しずつ溶けだした金属イオンが体内に吸収され、体のタンパク質と結合することで「アレルゲン」となり、体がこれを異物とみなして免疫反応を起こします。

金属アレルギーは、金属に触れてからすぐに症状が出るわけではありません。
体内に金属イオンが蓄積し、個人の許容範囲を超えたときに症状として現れます。
そのため、歯科治療を受けてから数年たち、突然発症することもあります。

 

歯科治療で使用される金属の種類

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歯科治療ではさまざまな種類の金属が使用されています。
保険診療で一般的に使用されるのが、銀歯と呼ばれる金銀パラジウム合金です。
この合金には、パラジウム、金、銀、銅、亜鉛、インジウムなど、複数の金属が含まれています。

自由診療では、入れ歯の金属床やインプラントの純チタンまたはチタン合金などで金属が使用されます。
チタンは人体との親和性が非常に高く、ペースメーカーや人工関節にも使用されているため、アレルギーを起こしにくい金属ですが、まれにアレルギーを持つ方もいます。

 

歯科金属アレルギーの症状

口周りの症状

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口周りに現れる代表的な症状は、口内炎、口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬などです。
口内炎が頻繁にできやすくなったり、唇が赤く腫れたり、口角に炎症が起こったりします。

口腔扁平苔癬は、頬の粘膜や歯ぐき、舌などが白くただれる難治性の慢性疾患です。
白いレース状の模様が現れ、周囲に炎症が生じます。
潰瘍やびらんができた場合は、触ると痛みがあり、食べ物が食べにくくなります。
そのほか、舌にまだら模様が現れたり、舌にピリピリとした痛みを感じたり、味覚障害が起こることもあります。

 

全身に現れる症状

歯科金属アレルギーは、口腔内から離れた場所に症状が現れることもあります。
中でも多く見られるのが、手のひらや足の裏の症状です。
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に水ぶくれや膿が繰り返しできる皮膚疾患で、歯科金属アレルギーとの関連が指摘されています。
かゆみや痛みを伴い、日常生活に支障をきたすことがあります。

接触皮膚炎、貨幣状湿疹、顔面湿疹などの症状が現れることもあります。
その他にも、慢性的な体調不良、倦怠感、頭痛、めまいなどの全身症状が現れることもあり、人によっては神経症状や気管支喘息など、一見金属アレルギーとは無縁に思える症状が出ることもあります。

 

口内炎との見分け方

発症のパターン
通常の口内炎は、疲労やストレス、栄養不足、口腔内の傷などが原因で起こり、一週間から二週間程度で自然に治癒します。
一方、歯科金属アレルギーによる症状は、繰り返し同じ場所にできたり、なかなか治らなかったりすることが特徴です。
また、金属の補綴物に接している部分に症状が現れやすい傾向があります。

 

症状の範囲
通常の口内炎は一箇所から数箇所に限定されることが多いですが、歯科金属アレルギーの場合は口腔内の広範囲に症状が広がることがあります。
特に口腔扁平苔癬のような白いレース状の模様が広がっている場合は、金属アレルギーの可能性があります。

 

治療への反応
通常の口内炎は、口内炎用の軟膏やビタミン剤の服用で比較的早く緩和します。
しかし、歯科金属アレルギーによる症状は、このような治療では根本的な改善が見られません。

 

歯科金属アレルギーの診断方法

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金属アレルギーを診断する方法として、パッチテストがあります。
パッチテストは、約20種類の金属試薬を含ませたシール状のパッチを背中などに貼り、一週間程度様子を見てアレルギー反応が生じるかどうかを調べる検査です。
パッチテストで陽性反応が出た場合、その金属が実際に口の中に使用されているかどうかを歯科医院で確認し、他の素材に変えるといった対処を行います。

 

歯科金属アレルギーの治療法

金属の除去

パッチテストで陽性反応が出た金属を含む詰め物やかぶせ物を除去します。
口腔内に複数の金属が入っている場合は、基本的にイオン化傾向の高い順に取り除きながら様子を見ていきます。

 

メタルフリー治療

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金属を除去した後は、金属を使用しない材料で修復します。
代表的な材料はセラミックやジルコニア、レジンなどです。
セラミックやジルコニアは、生体親和性が高く、アレルギーの心配がないだけでなく、透明感のある白さのため審美性に優れており、口内に自然になじみます。
また、金属と比較して精密性の高い技工物を作製できるため、虫歯の再発リスクも低くなります。

 

入れ歯やインプラントの対応

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入れ歯に使用されている金属のクラスプが原因の場合は、金属を使用しないノンクラスプデンチャーに変更するなどして対処します。
また、すでにインプラントが入っている方でチタンアレルギーが判明した場合は、状況によっては抜去が必要になることもあります。

 

予防と日常生活での注意点

歯科金属アレルギーを予防するためには、新たに歯科治療を受ける際に金属を使用しない選択をすることが重要です。
アクセサリーなどで金属アレルギーの症状が出た経験がある方は、歯科治療でも金属を避けるようにしましょう。

 

まとめ

歯科金属アレルギーは、歯科治療で使用される金属が原因で起こるアレルギー反応です。
口内炎、口腔扁平苔癬といった口腔内の症状だけでなく、掌蹠膿疱症、全身の湿疹など、全身にさまざまな症状を引き起こします。
通常の口内炎との見分け方としては、症状が繰り返し同じ場所にできる、なかなか治らない、全身症状を伴うなどがあります。
金属アレルギー症状は歯科治療後数年たってから出ることもあるため、原因不明の口内炎や皮膚症状に悩まされている方は、歯科金属アレルギーの可能性を疑ってみるようにしましょう。

 



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