朝起きるとあごが痛い理由とは?睡眠時の歯ぎしりと顎関節症の関係を解説

      2026/09/20

新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院で、朝起きるとあごが痛い理由とは?睡眠時の歯ぎしりと顎関節症の関係を解説

こんにちは、新宿(大久保駅)の歯医者、橋本歯科医院です。

起床後に「あごにだるさを感じる」「口を開けにくい」「こめかみが痛む」などの症状を感じる場合、睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
今回は、朝起きたときに感じるあごの痛みの理由や、睡眠時の歯ぎしりと顎関節症の関連について解説します。

 

睡眠時の歯ぎしりとは

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歯ぎしりは、いくつかのタイプに分類されます。
よく知られており、数も多いのは、歯を左右にこすり合わせるグラインディングです。歯を強く噛みしめるクレンチングもよく知られていますが、こちらは音がほとんど出ないため、周囲の人も本人も気づかないまま過ごしていることが少なくありません。そのほか、歯を小刻みにカチカチと打ち鳴らすタッピングというタイプもあります。
これらの睡眠時の歯ぎしりは、浅いノンレム睡眠や、睡眠中の微小覚醒の際によく起こります。深い眠りにある間は筋肉の活動が抑制されていますが、眠りが浅い状態では脳の活動が活発になり、その影響で咀嚼筋が無意識に動いてしまいます。

 

歯ぎしりを引き起こす要因

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ストレス
ストレスは歯ぎしりの代表的な要因です。日中に受けた精神的な緊張や不安、プレッシャーなどが、睡眠中に無意識の筋肉活動として現れると考えられています。

噛み合わせの問題
噛み合わせの問題も歯ぎしりに影響します。例えば、上下の歯がしっかりとかみ合っていない場合、脳が無意識のうちに正しい噛み合わせを探そうとして歯を動かすことがあります。

生活習慣と薬剤
カフェインやアルコールの過剰摂取、喫煙などの生活習慣も、睡眠の質を低下させ、歯ぎしりを誘発します。また、抗うつ薬などの特定の薬剤の服用によって、副作用として歯ぎしりや食いしばりが生じる場合があります。

 

顎関節症とは

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顎関節症は、あごの関節やその周囲の筋肉、靭帯などに問題が生じている状態です。
下あごの骨と頭蓋骨をつないでいる顎関節は、内部の関節円板と呼ばれる組織によって関節の滑らかな動きを可能にしています。この円板が正常な位置からずれたり、関節を支える筋肉が過度に緊張したり、関節そのものに炎症が起きたりすると、顎関節症と呼ばれるさまざまな症状が現れます。

 

顎関節症の主な症状

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あごの痛み
顎関節症の代表的な症状は、あごを動かした時に感じる痛みです。口を大きく開ける際や食べ物を噛む時に、耳の付け根あたりにある関節が痛みます。

関節音
口を開閉する時にカクッという音や、砂が擦れるようなジャリジャリとした音が出ることがあります。

開口障害
口が大きく開かなくなったり、開けようとすると途中で何かに引っかかるような感覚が生じたりすることもあります。

 

顎関節症を引き起こす要因

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歯ぎしり・食いしばり
顎関節症は複数の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられており、歯ぎしりや食いしばりは、顎関節症の原因の一つです。強い力が繰り返し関節にかかることで、関節円板がずれたり、関節の表面が摩耗したり、周囲の筋肉が過度に緊張したりし、顎関節症を引き起こします。

姿勢の悪さ
姿勢の悪さも顎関節に影響を与えます。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で、頭が前に突き出た姿勢を続けていると、下あごのバランスを保つために顎関節や筋肉に余計な負担がかかり、顎関節症を引き起こします。

外傷
交通事故やスポーツでの衝撃、転倒など、外傷による関節の損傷が原因となることもあります。

 

睡眠時の歯ぎしりと顎関節症の関係

睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、あごの関節に対して不自然な力や持続的な圧迫を加えます。
これにより、関節内部の血流が妨げられて組織が傷ついたり、筋肉に疲労物質がたまったりして、起床時に痛みやだるさを感じるようになります。また、こうした物理的なダメージがストレスとなってさらに歯ぎしりをするようになり、顎関節症の症状が悪化するという悪循環に陥る場合もあります。

 

治療とケアの方法

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マウスピース治療
ナイトガードやスプリントと呼ばれるマウスピースは、上の歯または下の歯に装着する装置です。就寝時に装着することで、歯同士が直接接触することを防ぎます。これにより、歯の摩耗を防いだり、顎関節への負担を軽減したりすることができます。

薬物療法
痛みが強い場合や筋肉のこわばりが目立つときには、薬による治療を行います。主に関節や筋肉の炎症を抑えて痛みを和らげる薬や、強く緊張した筋肉をほぐす薬を用います。また、不安やストレスが強い場合には、気持ちを落ち着かせる薬を処方することもあります。精神的な緊張を和らげることで間接的に歯ぎしりやあごの不快感を抑え、睡眠の質を整える薬を用いることで症状の改善を目指します。

理学療法とリハビリテーション
筋肉の緊張や関節の可動域制限に対しては、理学療法を用います。温かいタオルやホットパックを使って血流の改善を促す温熱療法、筋肉の緊張をほぐす咀嚼筋のマッサージなどが行われます。また、関節の可動域を維持・改善するために、あごを動かすストレッチや、口を大きく開ける練習などを行うこともあります。

生活習慣の改善
日常生活の中では、姿勢の改善も重要です。デスクワークをする際には、モニターの高さや椅子の高さを調整し、頭が前に出ない姿勢を保つようにしましょう。スマートフォンを見るときも、画面を目の高さに持ち上げ、下を向きすぎないように気を付けることが大切です。良い姿勢を保つことで、首や肩、あごへの負担が軽減されます。
また、睡眠環境を整えることも大切です。身体に負担をかけない高さの枕を使い、自然な体勢で寝られるように環境を整えましょう。就寝前のカフェインやアルコールを控えること、寝室の温度や明るさ、静かさなどを工夫することも、質の高い睡眠には欠かせません。

 

まとめ

朝起きたときのあごの痛みや違和感の多くは、就寝中の無意識な歯ぎしりや食いしばりが原因となっています。
これらを予防し、健康な状態を保つためには、生活習慣の改善とともに定期的な歯科検診が欠かせません。歯科医師が口腔内を確認することで、自分では気づきにくい歯の摩耗や噛み合わせの変化を早期に発見できます。
深刻な症状に進行する前に対処し、あごや歯への負担を抑えるようにしましょう。

 



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